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すべての汚染物質に適用可能な隔離技術
原位置封じ込め工法は、遮水壁により汚染物質を封じ込める工法です。
汚染物質が存在する土壌の側面を難水層まで鋼矢板等の遮水壁で囲み、周辺土壌への地下水の溶出を防止します。
適用汚染物質 |
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すべての汚染物質に適用可能です。なお、第一種特定有害物質と第二種特定有害物質において、第二溶出量基準に適合しない場合は、不溶化等の処理を行い、第二溶出量基準に適合させたうえで行う必要があります。また、第三種特定有害物質については第二溶出量基準に不適合の場合には適用できません。
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原位置封じ込め工法の特徴
- 特徴1
- 全量搬出処分と比べて低コスト
- 特徴2
- 場外搬出しないため、汚染拡散のリスクが少ない
原位置封じ込め工法の原理
汚染土壌周辺を遮水壁で囲むことで地下水の流れを遮り、上部を舗装等で覆うことで雨水の浸透を防止して、汚染土壌を封じ込めます。対策後は、下流側に設置した観測井戸により、地下水の水質を監視します。
施工方法の種類
原位置封じ込め工法の施工法には、トリナー工法(三層構造遮水壁工法)やセメント改良工法(CI-CMC工法・JACSMAN等)があります。
トリナー工法(三層構造遮水壁工法)
トリナー工法(三層構造遮水壁工法)は、従来の地中連続壁遮水工法(ソイルセメント壁)とシート式遮水工法(遮水板)を組み合わせることで、それぞれの長所を併せ持つより高い信頼性を有する遮水壁工法です。
セメント改良工法(CI-CMC・JACSMAN等)
CI-CMC工法(大径・高品質の深層混合処理工法)
CI-CMC工法は、エアを用いてスラリーを霧状に噴出することで、大径かつ高品質な改良体を造成する深相混合処理工法です。エアリフト効果により周辺変位を大幅に低減でき、市街地や既設構造物近接での施工が可能です。
JACSMAN(交差噴流式複合撹拌工法)
JACSMAN(交差噴流式複合撹拌工法)は、機械式撹拌と高圧噴射式撹拌の長所を併せ持つ工法です。未改良部分が残らないソイルセメントブロックの造成が可能です。